福島地検は22日までに、行政職員や銀行員をかたって女性から現金をだまし取ったなどとして詐欺や窃盗などの疑いで逮捕された指定暴力団極東会系組長の男性(42)を不起訴処分にした。18日付。「事実の認定に足る証拠の収集に至らなかった」としている。

 男性は松浦毅司被告(41)=詐欺罪などで起訴=らと共謀して4月中旬、埼玉県飯能市の70代女性からキャッシュカードを詐取し、現金100万円を引き出した疑いなどで7月29日、福島県警に逮捕された。