秋田県は22日、20日からの大雨により田畑約620ヘクタールが冠水するなどの被害に遭ったと発表した。約190ヘクタールとしていたが実態把握が進んだ。ため池の損壊や水路への土砂流入もあり、被害額を算出している。住宅被害も増えて6市村で62棟の浸水を確認した。各種被害の数値はさらに増える可能性がある。

 農業被害があったのは大館市や北秋田市など。田んぼが最も広く485ヘクタールで、ソバ畑72ヘクタール、ダイズ畑36ヘクタールと続く。調査の人手が足りず被害を確認できていない地域もある。

 住宅被害は22日午前11時時点で、桧木内川が氾濫した仙北市で床上浸水17棟、床下浸水7棟となった。