三重県亀山市の新名神高速道路で乗用車を逆走させ6人にけがを負わせたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)などの罪に問われたペルー国籍の無職ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス被告(35)の初公判が26日、津地裁(湯川亮裁判官)で開かれ、被告は「全部正しいです」と起訴内容を認めた。

 起訴状などによると、被告は5月18日、新名神下り線を時速約15キロで逆走し、周囲の車の通行を妨害。大型貨物車が絡む玉突き事故を引き起こした。6人に約1週間〜2カ月のけがを負わせたが、救護せず現場を立ち去ったとされる。

 検察はこれまで負傷者は4人としていたが、初公判で6人と修正した。