前線などの影響で、北海道は26日、宗谷地方で大雨になった。北海道は27日にかけても非常に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう求めた。少ない雨でも災害の危険度が高まる可能性がある。東北でも警戒が必要だ。

 気象庁によると、北海道豊富町では26日午後2時50分までの6時間で131・0ミリ降り、同地点の観測史上最大に。平年の8月1カ月分の降水量を超えた。

 前線を伴った低気圧が27日にかけて発達しながらオホーツク海を進み、寒冷前線が北―東日本や西日本を南下。暖かく湿った空気が流れ込み、広い範囲で大気の状態が非常に不安定になる。