旧ソ連製の機密地図も展示されている会場=岐阜市宇佐、県図書館

 ニュースなどで目にするウクライナの都市を地図で紹介する企画展「地図でみるウクライナ」が、岐阜市宇佐の県図書館で開かれている。旧ソ連(ロシア)時代にソ連軍参謀本部が製作した貴重な地図も展示されている。17日まで。

 ウクライナとロシア、隣国のポーランドなどとの位置関係を地図で確認してもらおうと、同館の所蔵地図から計11点を選んで展示。ウクライナの全国地図からは、首都キーウ(ロシア語名キエフ)とハルキウ(同ハリコフ)、オデーサ、マリウポリを結ぶ交通網をはじめ、港の位置、平野や山地の広がりが読み取れる。

 また、同館は「レッド・アトラス」と呼ばれる旧ソ連製の機密地図約2万点を所蔵。ソ連崩壊時に市場に出回ったもので、その中から前述4都市の1970~80年代の地図(複製)も展示。市街地の広がりといった土地利用が精密に描かれており、連邦運営や軍事に役立てられたという。

 企画展を担当する同館郷土・地図情報係の西村三紀郎さんは「都市が交通網でどう結ばれ、どう山が延びているのかなど詳細な地図を見ると、ロシアによるウクライナ侵攻の流れを把握しやすい」と話している。