森の中に展示された塚本南波さんの作品「木漏れ日を読む為の本」=美濃加茂市蜂屋町上蜂屋、みのかも文化の森

 岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋のみのかも文化の森の屋外で、森を会場に現代アート作品を展示する「みのかもannual2022―フォレストラボ」が、3日開幕する。2日には出品作家が会場準備を行った。5日までで、入場無料。

 東海地域を拠点とする作家らが2008年から年1回実施。コロナ禍で中止した年があり、13回目となった今年は作家15人が参加。4月に同施設の約9ヘクタールの森の自然環境や歴史について学芸員から説明を受け、好みの場所を選んで即興で作品を作り上げた。現場の木の枝や落ち葉などを使ったインスタレーション(空間芸術)や絵画を見せる。

 愛知県瀬戸市の造形作家塚本南波さん(38)は、作品「木漏れ日を読む為(ため)の本」を出展。大きな本を開いたオブジェを机上に置いた作品で、木々の影や木漏れ日が真っ白な本の表面に映り込んで「絵本」を創作する様子を作品にした。

 期間中は出品作家が会場にいる予定で、散歩気分で現代アートを楽しめる。作家代表の植松ゆりかさん(33)=同市=は「この森を表現の実験の場とし、新たな表現方法を模索する原点に立ち返ったので見てほしい」と話した。