長良川と揖斐川に挟まれた水郷、岐阜県輪之内町。江戸時代には14カ所の船着場があり、舟運も盛んで、1日に千艘の舟が行き交っていた。少なくとも26回の破堤や洪水に襲われたが、町全体を囲む独自の堤防「輪中」を築き上げ、水害を克服。今もドーナツ型の輪中の中にすっぽりと収まり、往時の人々が築き上げた堤防や水防施設、生活文化の痕跡が、そこかしこに現存している。