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ケーキとレシピ届くサブスク「食べれる教科書」全12回で本格菓子に挑戦



2種類のケーキの定額購入サービスに付いてくるレシピの冊子。考案した織部光貴さんは「自宅でケーキを作っておうち時間を楽しんでほしい」と話す=関市東新町、フレシュール直営洋菓子店MINOV
2種類のケーキの定額購入サービスに付いてくるレシピの冊子。考案した織部光貴さんは「自宅でケーキを作っておうち時間を楽しんでほしい」と話す=関市東新町、フレシュール直営洋菓子店MINOV

 自宅で本格的なケーキ作りに挑戦―。岐阜県関市東新町の洋菓子製造会社「フレシュール」は、自社のケーキとともにケーキレシピを定期的に自宅に届けるサービス「食べれる教科書」を販売している。新型コロナウイルスの影響で外出機会が減り、自宅で過ごす時間が増える中、"おうち時間"向けのサービスとして開発した。きっかけは「洋菓子工場として、おうち時間を何か楽しくできないか」という社員の声だった。

 「食べれる教科書」は、全12回で、毎月2種類のホールケーキが届く定額購入サービスにセットでレシピの冊子が付く。冊子は社員が自らの知識を生かし、絵からデザイン、編集作業まで全て手掛ける。

 内容はスポンジの焼き方から始まり、生クリームの泡立て方、チョコレートのデコレーションなど各回ごとにテーマを決め、洋菓子の作り方や知識を紹介。生クリームを使ったロールケーキやカスタードを使ったミルフィーユと、月ごとに挑戦できる菓子のレシピも掲載する。12回のレシピを学ぶと、最終的には本格的なデコレーションケーキを作ることができるようになるという。

 巣ごもり需要を受け、スーパーではケーキの材料や調理道具の売れ行きが伸びている。発案した営業開発部営業担当の織部光貴さんは「自分たちの知識を生かし、多くの人にケーキを作って食べてもらうことでストレス解消につながれば」と期待する。

 同社は、主にコンビニ向けのスイーツの製造を手掛けている。コロナ禍でもコンビニのデザートは堅調で、年間約150種類の新商品を開発する。

 この開発力を生かすために昨年10月から始めたのが、定額購入サービスだ。定期的な料金支払いで利用できる「サブスクリプション(サブスク)」のシステムを取り入れ、月に2種類のホールケーキが届く仕組みを考案。イチゴやマンゴー、カボチャを使ったタルトなど、季節に合わせた商品のラインアップを1年がかりで開発した。

 一方、これまでは企業間取引が中心で、一般消費者向けの電子商取引(EC)事業を昨年4月に立ち上げたばかり。「食べれる教科書」は自社のオンラインショップなどで取り扱っているが、知名度が課題になっている。営業開発部の桑畑新志部長は「まずは知ってもらうことが重要。商品のPRに力を入れたい」と意気込む。

カテゴリ: グルメ 経済