KDDI(au)が起こした通信障害に関連し、古田肇岐阜県知事は5日、県内の新型コロナウイルス新規感染者や自宅療養者との連絡が一時困難な状況であったと明かした。固定電話での連絡や、自宅に訪問して対応した。また、県内の一部の消防本部でも通報者の携帯電話がつながらない事態があった。現時点ではいずれも解消されている。

 県によると、新型コロナ関係では4日午前0時時点で、新規感染者19人、自宅療養者56人と連絡が取れなかった。自宅療養支援チームは本人に連絡を続けたほか、固定電話や家族が持つ他社の携帯、ショートメッセージサービス(SMS)を使用するなどして連絡を取った。連絡のつかない高齢者世帯などに対しては、直接自宅を訪問した。連絡が取れなかった間に、体調に異変のあった人はいなかった。

 県内20の消防本部のうち、岐阜市と可茂の2本部で通報者の携帯電話がつながらなかった。県によると、消防署に直接来て、緊急搬送した事例もあった。5日の記者会見で古田知事は「携帯電話サービスは広く利用されているインフラ。安心して利用できる状態を常時保つことの大切さを改めて痛感した。徹底した原因究明と再発防止のため、状況をしっかりとフォローしていく」と強調した。