◆明智荘の館(岐阜県可児市)
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放映が終わって1年半以上たつが、今でも明智光秀ファンが訪れる。花フェスタ記念公園(現ぎふワールド・ローズガーデン)内にあった大河ドラマ館が、岐阜県可児市の歴史や観光情報をパネルや映像で伝える展示施設に生まれ変わった。
ドラマ館のホールレイアウトをそのまま再利用した会場に入ると、目に飛び込むのは光秀の肖像画。光秀の風貌を伝えるものはほとんどなく、唯一の肖像画とされる。ドラマでの明智荘(あけちのしょう)の場面は岩手県で撮影されたことなど、あまり知られていない裏話なども紹介している。
「麒麟-」後も、可児市と大河ドラマのつながりは続いている。木曽川を挟んで可児市側の幕府軍と美濃加茂市側の朝廷軍が対峙(たいじ)した「大井戸の戦い」は、今年の「鎌倉殿の13人」で描かれるとみられる「承久の乱」の皮切りとなった戦い。さらに来年は「どうする家康」とあって、館の管理・展示を担う市職員の長沼毅さんは「再び光秀が登場するなら、光秀を中心にした展示内容に変えていきたい」と期待を膨らませる。過去の大河ドラマで使用された甲冑(かっちゅう)も置かれており、3カ月に1回ほどのペースで入れ替える。現在は「太平記」(1991年)の足利尊氏、「炎立つ」(93年)の藤原経清の甲冑が展示されている。
可児市は「美濃桃山陶の聖地」。荒川豊蔵が同市の牟田洞窯跡で志野の陶片を発見したことで、桃山陶は瀬戸産であるという通説を覆し、美濃の焼き物であると判明した。歴史的発見をした豊蔵や、可児市に陶房を構える人間国宝加藤孝造さんらの功績を紹介。焼き物文化が今も脈々と受け継がれていることを伝えている。
展示は、可児市だけの内容にとどまらない。館内では「決戦はいつも岐阜」展を開催中(12月28日まで)。壬申の乱、承久の乱、関ケ原の戦いを取り上げ、県内各地にあるゆかりの地をパネルで紹介。時代の節目となる戦いは、岐阜を中心に繰り広げられたことが分かる。
同館の隣では、光秀をテーマにした約80枚のパネルを展示。出生から本能寺の変、京都・山科での死までをたどり、謎が残る光秀の姿を追っている。
【案内】
▽明智荘の館 住所=可児市瀬田1584-1。交通=東海環状自動車道・可児御嵩インターチェンジから車で約5分。入館料=無料。ただし、ぎふワールド・ローズガーデン入園料が必要。開館時間=午前9時から午後5時(季節によって変更あり)。休館=火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始。問い合わせ=可児市役所、電話0574(62)1111。















