県岐阜商×鎮西学院=スパイクを放つ県岐阜商の村岡=東京体育館(春の高校バレー事務局提供)

 バレーボールの第74回全日本高校選手権は5日、東京体育館で開幕して1回戦が行われ、県代表で11年連続18度目出場の男子・県岐阜商は、初出場の鎮西学院(長崎)を2-0で破り、3年ぶりの2回戦進出を決めた。

 県岐阜商は第1セット、エース加島仁の強打や、ブロックなどで主導権を握り、25-17で先取。第2セットも立ち上がりの連続得点で優位に立つと、コンビネーションプレーも決まって25-19で快勝した。

◆3枚ブロックでエース封じ

 11年連続出場だが、この間の勝利は2019年の1勝だけ。全国で勝つ難しさを味わってきた県岐阜商が、躍動した。過去に“春高”優勝経験もある大村工を県予選で破ってきた鎮西学院に力負けする姿はどこにもなかった。辻裕作監督は「ただの1勝ではない。かなり意味のあるもの」と選手たちをたたえた。

 キーマンを封じ込んだことが原動力だった。相手エースは身長190センチからの強打が武器。止めなければ勝機は遠のく。監督は「3枚ブロックを徹底的にいく練習に取り組んできた」と明かす。

 チームとして高さでは分があり、ブロックで重圧をかけ、ワンタッチして再攻撃につなげていく作戦だった。効果はてきめん。立ち上がりから乗らせなかった。身長190センチの村岡蓮人は「ミスを誘い、畳み掛けることができた。流れをつかめたら、どんな相手にも戦えるとよく分かった」と胸を張った。

 下級生が多いが、夢の舞台で伸び伸びとプレーした。強打や強烈なジャンプサーブを放ったエースの主将加島仁は「序盤から自分たちの雰囲気でプレーできた。コンビもうまく組めていた」と充実感をにじませた。16強が懸かる次戦は、昨夏の全国総体3位の清風。この勢いで難敵に挑む。