―昨年を振り返ると。

 12月に新社屋が完成しました。今月11日に正式にオープンする予定です。1階にはバーチャルスタジオが併設されており、コンピューターグラフィックス(CG)や人工知能(AI)を活用した動画の加工作業が行える本格的な撮影現場となっています。自社だけでなく、動画制作を行いたい事業者にも提供していく予定です。

 ―道の駅事業の状況は。

 グループ会社である㈱RSP道の駅が、乗り換えサービスを手がける駅探(東京)と業務提携しました。駅探が運営する乗り換え検索のポータルサイト「駅探ドットコム」に、全国の道の駅の情報を載せて発信力を高めていきます。地域の魅力を感じられるのが道の駅の良さで、そういったものを積極的に提供していかないといけません。

 ―「道―1」グランプリは。

 年に1度、全国から厳選された道の駅のグルメが集まる祭典として昨年は京都府で開催され、大盛況でした。今後は各地域の勝ち抜き戦を経て代表チームが出そろう「道―1甲子園」の形式での開催も検討しています。

 ―地域活性化については。

 道の駅事業の運営が整ったことで、地域のサービスオアシスを拠点とした地域づくりに注力しています。東海環状道西回りルートが2026年9月に予定通り全線開通するのに向けて本巣市周辺のサービスエリア(SA)などを充実させ、地元住人が運営を担い、地域活性化を図ることが理想的です。また、当社が指定管理する同市の都市公園「もとまるパーク」は子連れの家族でにぎわっているだけに、周囲のSAなどと連携することでもっと活気が出るでしょう。

 ―最後に新年の意気込みを。

 主要業務のギフト業では、地域のギフト店に活気を取り戻す働きかけをしたいです。何よりも自社業務の全てで地域を活性化させていきます。