-昨年を振り返って。

 新築事業は、オーナーさまをはじめ関連業者さまより多くのご紹介があり、新築の受注は前年比で110%と伸び、目標を大きく上回ることができました。新築に合わせて、弊社のインテリアコーディネーターが一緒に家具選びをサポートする機会にも多数恵まれ、高い満足度が受注増につながったのではないかと思っております。

 リフォーム事業は、各務原市内の2階建て中古物件を購入して1階建てに減築し、リフォーム展示場としてオープン致しました。弊社のリフォームについて周知できる拠点ができたこともあり、こちらも好調でした。

 -新たな取り組みは。

 土地の動きが活発なことから、本社内に設けていた不動産部門を1月中に不動産センターとして独立させる予定です。これまで以上に買取再販や仲介に注力し、街の不動産屋さんのような立ち位置を目指していきます。

 また販売に関しても新たな方法を取り入れています。昨年末に可児市内で販売を始めた13区画の分譲宅地は、販売代理店契約を結んだ他社の住宅も建築できるようにしました。他社と一緒に取り組むことで在庫を減らして回転率を上げることにつながるのでは。人口減などの理由から新築市場が縮小する中で、「競合」から「協合」へという新たな考え方を取り入れることで成長につなげていきたいです。

 -今年の抱負を。

 物価や金利上昇、円安などの影響から今後も厳しい状況が続いていくことが予想されます。その中でキープすべき事業(新築100棟、販売土地40区画)と伸ばしていく事業(リフォーム、ストック、流通、賃貸)を2本の柱とすることで難局を乗り越えていきたいです。

 そして、社長就任時に掲げた「幸多き家」という経営理念を胸に、地域と共に成長していきたいです。