-昨年を振り返って。

 広告事業では主にフリーペーパーの制作を手がけています。昨年は各務原版と関・美濃版を新たに増やすことができました。配布方式は新聞折り込みで、地域の方のために地域の店舗情報や求人情報を掲載しています。

 ニッチなマーケットではありますが、広域展開を考えていない地元密着の店舗は確かに存在し、自宅付近で働きたいというニーズとのマッチングで成り立っています。また、県内は高齢化率が高く、紙媒体は親しまれていますので、これからもこのスタイルを大切にしていきたいです。

 -飲食事業については。

 県内で2店舗、台湾発のティー専門店「ゴンチャ」をフランチャイズで運営しています。

 本年度ゴンチャではクルーがオリジナルメニューを企画し、頂点を競う大会を開催。昨年、運営するイオンモール各務原店が考案した洋梨ベリーミルクティーが見事日本一に輝きました。一昨年の10月にできたばかりの新しい店舗ですが、この挑戦によってアルバイトスタッフの一体感や愛着が増したように感じます。働く側は、場所を時給だけで決めているわけではなく、やりがい、一体感を求めて働いているケースが多く見受けられます。この功績は人材確保の面でも大きなメリットとなりました。

 ―今年の抱負をお願いします。

 今年で創業から15年目を迎えます。これまでも本業の広告事業から派生して、シナジーのあるさまざまな事業を展開してきました。今年はその経験を生かして、新たに美容と健康を掛け合わせた事業にチャレンジします。県内の方々に喜んでいただくためだけでなく、これまで広告関係では取り引きのなかった企業・団体とも新たなご縁ができたらという期待もあります。着々と準備を進めていきます。