―昨年を振り返ると。
本業の解体業と、新たな事業として昨年度から精力的に取り組んでいるネット事業により比重を置く状態になっています。ECサイト「ツクツク」を活用して、正規代理店としても活動している利点を生かし、ネットショップと解体業を結び付け、解体業にウェブチケットの仕組みを取り入れていくことを検討しています。
―現在のネット事業の強みとは。
ツクツクは「6つの売り場」と「実店舗向けアプリ」、「BtoB卸サイト」を展開する総合ECマーケットプレイスです。業界初のマーケットプレイス収益システムで、ショップが集客したユーザーが記録され、ユーザーがツクツクで買い物をして獲得したポイントの40%がショップにキャッシュバックされます。低コストでネットショップを運営でき、ホームページ、ショップファンクラブ、顧客データ解析などの機能を活用し、事業の大部分をウェブ化することもできます。このようにITリテラシーを高められ、右肩上がりの市場であるEC事業を解体業と同様に取り組めることは、当社にとって大きな利点です。
―本業の解体業の状況は。
夏には岐阜市の子ども向け職業体験イベントに「岐阜県解体事業協会」として同業者と出展し、子どもたちに重機体験などさせました。人手不足が課題になっていますので達成感のある仕事だということを伝え、イメージや好感度を上げるための取り組みをしていかないといけません。交流サイト(SNS)を活用するなどして魅力をPRして差別化を図り、面白い会社だと思ってもらうようにしていきます。
―新年の意気込みをお願いします。
従業員の負担を減らし、解体業の他にもネット事業などで収益を上げられる仕組みを構築していきます。その上で本業を大事にしながら、チャレンジ精神を持って進んでいきます。
