-昨年を振り返って。

 大橋理事長(左) 人工関節置換術手術の膝関節手術159件、股関節手術135件(12月27日時点)を実施することができました。患者さんからの紹介で来られる方も増えています。

 谷院長(右) 最新型のMRIを導入しました。ここ数年で新しいCTや手術支援ナビゲーションシステムなども導入し、治療の精度向上に努めてきました。術後に起こり得る脱臼などの合併症はほぼなくなり、満足度も上がっています。

 -導入したMRIについて。

 谷院長 AIが搭載されており、今までより短時間で精細な画像が撮影できるようになりました。検査室も改装して、より快適に検査できる空間を整えました。

 大橋理事長 まだ導入例の少ない最先端の機器のため、機器を扱う会社と情報交換をしながら技術向上に努めています。機器の性能が上がったからこそ、現場の私たちが新たな知識と技術を更新していかなければと、スタッフ一同熱心に取り組んでいます。

 -注力することは。

 大橋理事長 術後はリハビリが特に重要。症状ごとのプログラムを用意して、入院中は毎日リハビリが受けられるよう、年中無休体制を取っています。

 谷院長 働き方に配慮するためスタッフも増員しました。20代から30代の若いスタッフも増えています。患者さん一人一人の状態に合わせた対応を心がけており、評価をいただいています。

 -新年の抱負を。

 大橋理事長 術後の満足度をより高めていくことが課題です。今後はロボット手術の導入も視野に、より正確で安全な治療を目指します。

 谷理事長 臨床していると、患者さんの抱えるバックグラウンドの多様化を感じます。その人にとって最適な治療をともに考え、地域との連携も大切にしていきたいと思います。