-家づくりの特徴は。

 当社は創業以来、高気密・高断熱により1年中快適な室温が保たれる、性能重視の家づくりを提案し続けてきました。最低限の冷暖房器具で心地良く過ごせるように家全体の空気のめぐりを計算して設計しているので、光熱費が高騰する中でも最小限に抑えられると喜ばれ、長く住むほど住み心地の良さを実感していただけています。

 -昨年を振り返って。

 お客さまからの紹介で、リフォームのご相談をいただくことが増えています。昨年は一昨年の1・5から2倍近くになりました。目的に変化が見られ、不具合を直すというより、より豊かな暮らしを求めたご相談が多い印象です。コロナ禍に伴う長い在宅期間を経て、家での過ごし方について考える機会が増え、理想の実現に向けて行動に移す人が増えてきたのだと思います。

 -リフォームの強みは。

 お客さまの求める豊かさの定義も実に多様化しており、さまざまな要望をいただきます。これらにリフォームで応えるには、まず柱や壁、配管の位置など、今の家の状態を正確に把握し、その上でどこをどう変えられるのか判断することが重要。知識や経験が不十分だと、自由度が狭まって良い提案ができません。しかしこの点は元大工である私の得意分野。お客さまからはとても喜んでいただけており、もっと伸ばしていける事業だと感じています。

 -新年の抱負を。

 以前地震が起きたとき、あるお客さまの5歳の子が「うちは岐阜工務店がつくった家だから大丈夫だね」と言ってくれたそうです。建設時はまだ赤ちゃんだったので記憶はないはずですが、日々の家での暮らしから当社への信頼を育んでくれたのかと思うと、胸が熱くなりました。今年も初心を忘れず、地域やお客さまに愛され、必要とされる会社を目指し、スタッフ一同頑張っていきます。