―昨年注力したことは。
建築コストの上昇や利上げ予測などにより、業界が厳しい状況にある中、消費者ニーズの見直し、家づくりのさらなる進化を目指してきました。特に、外観のデザイン力アップに注力し、価格以上のデザイン性を追究。「室内も見てみたい」と思っていただける外観と、当社の強みである木のぬくもりあふれる内観を組み合わせ、よりグレードの高い住まいを求めるお客さまにも満足いただける家づくりに取り組みました。
―昨年は新たな展示場もオープンしました。
昨年11月に、当社では初めてとなる平屋の展示場が各務原市に誕生しました。平屋にもかかわらず中2階が設けられ、木をふんだんに使った大空間には、どこにいてもつながりを感じられる家族団らんを描いた住空間となっています。耐震等級3やゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)など、暮らしの安心・快適をかなえる仕様も標準装備しており、当社の技術やデザインを見ていただくことで、建売住宅はもちろん、注文住宅の受注にもつなげていきたいと考えています。
―社会貢献の取り組みは。
当社は岐阜県だけでなく岡山県真庭郡新庄村にも山林を所有し、林業を営んでいます。自然との共生を図りながら持続再生可能な資源生産を行うことで、森林維持や生態系保全、温暖化抑制などを目指しています。岡山県のブナの森では、この自然環境を生かして毎年トレイルランニング大会を開催し、森林と触れ合う機会を創出しています。今後もこうした自然の大切さを伝える取り組みも積極的に行っていきます。
―今年の抱負を。
昨年に引き続き、外観デザイン力をますます強化し、木のぬくもりが満ちる住空間でお客さまを魅了できる家づくりに注力し、他社との差別化やブランディング力の向上に努めます。
