-昨年はリテール分野において「りそなグループ」との協業を始めました。

 経営資源の最適化を図りながら、東海地域にはこれまでにない利便性の高い金融サービスを提供していきます。すでに十六銀行ではファンドラップの取り扱いを始め、お客さまの資産形成サポートを充実させています。4月にはりそなグループが開発・運用するスマートフォン向けの銀行アプリを導入します。お客さまに新しい価値を提供していきます。日常生活の中で「ポケットにいつも銀行がある」という感覚を持っていただきたいです。

 -日銀のマイナス金利政策解除は大きな転換点となりました。

 段階的な政策金利の上昇が見込まれる中、お客さまとのコミュニケーションが重要になっており、対話の機会をこれまで以上に増やしています。貸出金利に関しては、お客さまへの影響を把握しつつ丁寧な説明と対応を徹底していきます。金利のある世界が本格化する中、預貸金ビジネスを通じた地域企業の成長支援を強化していきます。

 -2月に新本部ビル「16FGオフィス&パーク」が着工します。

 十六銀行が創立150周年を迎える2027年に完成予定です。今年の春には起工式を予定しています。旧岐阜市役所本庁舎があった市有地をお借りして進める事業になりますので、市街地のにぎわいづくりを支える空間の形成に貢献していきます。

 -最後に今年の抱負を。

 3年後に当社グループにとって大きな節目を迎える中にあって、現在の中期経営計画を軸に「ホップ・ステップ・ジャンプ」の成長ステップを描いています。今年は節目に向けた最初の飛躍「ホップ」の年です。一歩先を行き、いつも地域の力になる地域総合金融サービスグループへと進化するため、お客さまとの信頼関係を大切に、時代の変化に合わせたサービスを提供し、未来に向けた基盤を築いていきます。