新春といえば初詣。岐阜県西濃地域には、正月三が日だけ運行される路線バスがあります。大垣駅前と南宮大社(不破郡垂井町)を結ぶ名阪近鉄バスの初詣臨時バス。2025年の始まりは、このバスに乗ってきました。

名阪近鉄バスの南宮大社前行き路線バス=大垣駅前

 今年の三が日は約25万人が参拝に訪れたという南宮大社。臨時駐車場が設けられたり、周辺の道路で一般車両が通行規制されたりします。

 南宮大社への初詣臨時バスには「大垣宮代線」という路線名があります。例年、1月1日から3日まで運行されています。

バスの行き先表示

 1月3日の午前10時すぎ。大垣駅前のバス停にやってきました。バスは1日5往復。大垣駅前発は午前8時50分発から午後2時50分発まで、90分間隔での運行です。

 午前10時20分発の南宮大社前行きのバスがやってきました。中型のノンステップバス。数人が乗り込み、発車します。

南宮大社初詣臨時バスの案内=大垣駅前

 バスは大垣駅前の通りを南下。経路は、途中まで稲葉線や荒崎線と同じルート。途中の停留所にも止まります。

 バスは寺内町の交差点を右折、垂井町方面に向かう県道岐阜垂井線を西へ進みます。途中の停留所で乗り込む人も数人。車窓には穏やかな新春の風景が広がります。...