京都三大祭りの一つ「葵祭」が15日に開かれるのを前に、ヒロインの斎王代が身を清める「御禊の儀」が4日、京都市北区の上賀茂神社で行われた。第67代斎王代は箏曲演奏家で、東京芸術大大学院生の山内彩さん(25)=東京都。
十二単姿の斎王代は、童女ら約50人と境内に入り、御手洗川に両手の指先をそっと浸した。その後、人の形をした「形代」にけがれを託し、川に流した。
山内さんは取材に「十二単はすごく重みがあり、心身が引き締まる思いがした」と話した。
御禊の儀は、上賀茂神社と下鴨神社(京都市左京区)で1年交代で行われている。