次世代半導体の国産化を目指して北海道に進出したラピダスを中心に、北海道千歳市周辺を半導体など先端産業の集積地とする「北海道バレー」構想の実現に向け、地元自治体や経済団体でつくる協議会が7日、同市で設立総会を開いた。道経済連合会の藤井裕会長はあいさつで「北海道全体に変革をもたらし、国の産業競争力と経済安全保障の強化につながるプロジェクトだ」と期待を語った。ラピダスの小池淳義社長らも出席した。
ラピダスが掲げる北海道バレーは、日本海側の石狩市から太平洋側の苫小牧市にかけての道央圏にデータセンターや半導体関連企業などを集積させる構想。
ラピダスは7月には試作品を完成させる計画だ。