【ワシントン共同】英紙フィナンシャル・タイムズは6日、米英間の関税交渉で、米側が自動車や鉄鋼を低関税で輸入できる枠を設けることで週内に合意に達する可能性があると報じた。米側が、25%の追加関税の対象としている自動車や鉄鋼を低関税で輸入できる枠を設け、英側は米国製の自動車や農産物の関税削減のほか、米巨大IT企業へのデジタル課税に関する譲歩策を検討しているという。

 ベセント米財務長官は6日の下院委員会の公聴会で「早ければ今週中にも、いくつかの貿易相手国との合意を発表できるだろう」と述べていた。英国が、このうちの一つの可能性がある。日本は含まれていないとみられる。