立憲民主党の笠浩史国対委員長

 立憲民主党の笠浩史国対委員長は7日の党会合で、自民党派閥裏金事件を巡り、衆院予算委員会で旧安倍派幹部の参考人招致の議決を求める方向で調整していると明らかにした。関係者によると、今月中旬に見込まれる予算委集中審議に合わせ、議決したい考え。立民は、同派会長代理だった下村博文元文部科学相の参考人招致を視野に入れている。

 会合で笠氏は「トランプ米政権による関税措置とは別に、政治とカネの問題はただしていかねばならない」と強調した。

 派閥裏金事件を巡っては、参院予算委が4月、旧安倍派参院側トップだった世耕弘成前参院幹事長(自民離党)を参考人招致した。