自民党の西田昌司参院議員の「ひめゆりの塔」の展示説明を巡る一連の発言を受け、沖縄県議会は13日、ひめゆり平和祈念資料館の普天間朝佳館長を招き、議員勉強会を開いた。普天間館長は資料館の現状や展示を説明し「謝罪・撤回という言葉は言っているが、納得できない。本質的なことを謝っていないと感じた」と西田氏を批判した。
普天間館長は「展示は元ひめゆり学徒隊や沖縄戦体験者の膨大な証言や記録に基づいている」と話した。終了後、報道陣の取材に「自分の歴史観ではなく、沖縄に関する資料を勉強して現地に来て、真摯に向き合ってほしい」と語った。