岡山県吉備中央町で開かれたPFAS検査結果の住民説明会で、あいさつする山本雅則町長=18日午後

 岡山県吉備中央町の一部浄水場で有機フッ素化合物(PFAS)が高濃度で検出された問題を巡り、町は18日、住民説明会を開き、血液検査と健康影響に関する中間分析を公表した。血中濃度と健康指標の関連に対し、PFASの一種であるPFOAでは「明らかに関連する指標は認められない」との暫定的な見解を明らかにした。

 山本雅則町長は冒頭のあいさつで「健康問題については大きな不安を与えており本当に申し訳ない。一丸となって対応を進めていこうと思っている」と述べた。

 2024年11月〜25年2月までに血液検査を受けた住民らのPFAS血中濃度と、25年3月末までに回収した健康調査票の内容を分析した。