みずほフィナンシャルグループ(FG)は30日、みずほ銀行やみずほ証券などグループ5社の2026年春入社の大卒初任給を、現行から2万円引き上げて月額28万円にすると明らかにした。待遇改善により優秀な人材を確保する狙い。

 みずほFGの初任給改定は2年ぶり。大学院修了者は、修士は2万円増の30万円、博士は8万円増の38万円とする。

 みずほFGは人材投資の強化を図っており、25年度からは資格取得や語学学習などに利用できる自己研さん費用を10万円増額して1人あたり年間最大50万円とした。

 三菱UFJ銀行や三井住友銀行も初任給を来春引き上げるなど、金融業界では待遇の改善が相次いでいる。