4日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=144円近辺で取引された。

 午前10時現在は前日比1円17銭円安ドル高の1ドル=143円99銭〜144円ちょうど。ユーロは85銭円安ユーロ高の1ユーロ=163円88〜95銭。

 3日公表の米雇用関連指標が市場予想を上回り、米景気悪化への懸念が後退し、円売りドル買いが先行した。

 外為ディーラーは「日銀の植田和男総裁が3日の講演で追加利上げに慎重姿勢を見せたことも円売り要因になった」と指摘した。