連合は5日、今春闘での傘下労働組合の賃上げ要求に対する企業側回答について、6回目の集計結果を公表した。連合によると、平均月額1万6399円、賃上げ率は5・26%(5回目5・32%)。うち中小は1万2453円、4・70%(同4・93%)だった。全体の高水準が続くが、中小との格差は開いている。

 2日時点の計4863労組の回答をまとめた。うち組合員300人未満の中小は3412労組。大手と中小との格差是正は今春闘の焦点となっており、連合は最終となる7回目集計を7月3日に公表予定だ。

 2024年春闘の最終集計は全体5・10%、中小4・45%だった。