ザポリージャ原発(ロイター=共同)

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)は5日、ロシアが占拠するウクライナ南部のザポリージャ原発の周辺施設を狙ったとみられる無人機攻撃があったと明らかにした。現地で状況確認を続けるIAEAの専門家チームが報告した。グロッシ事務局長は声明で、無人機攻撃は「重大な結果を招く恐れがある」とし即時停止を求めた。

 IAEAによるとチームは5日、無人機攻撃に対抗する銃声のほか、少なくとも5回の爆発音を聞いた。施設に損傷はなかった。これまでも原発周辺の施設は繰り返し攻撃の対象になっている。