5日、北朝鮮・咸鏡北道清津で撮影された駆逐艦(中央上)の衛星画像(Planet Labs/38ノース提供・共同)

 【北京、ソウル共同】北朝鮮メディアは6日、北東部の咸鏡北道清津で進水に失敗して横倒しになった5千トン級の駆逐艦に関し、復旧作業グループが今月初旬に直立の状態に戻して5日までに埠頭に係留させたと伝えた。今後、船体の状況を検査し修復作業を続ける。

 駆逐艦は5月21日の進水式で事故が起き横倒しになっていた。次の段階の修復作業に7〜10日ほどかかる見通しだという。軍需工業部門に精通し作業を指揮する趙春竜・朝鮮労働党書記は今月下旬に開かれる党重要会議、中央委員会総会まで完全に復旧させる方針だと強調した。

 韓国軍関係者によると、駆逐艦は浸水した海水を取り除く作業が必要になるとみられる。