ボクシングで世界3階級制覇した37歳のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が5日、自身のインスタグラムで現役引退を表明した。
ロマチェンコは「精密機械」と呼ばれた高い技術を誇り、2008年北京、12年ロンドン五輪で金メダル。13年10月にプロデビューし、3戦目で世界ボクシング機構(WBO)フェザー級王座に就いた。スーパーフェザー級、ライト級でも世界王者となった。
20年10月にライト級王座から陥落。22年のロシアによるウクライナ侵攻が起こると領土防衛隊に加わった。プロ戦績は18勝(12KO)3敗。(共同)