斎藤元彦兵庫県知事は6日、自身の疑惑を告発した元県幹部の私的情報を元総務部長が県議に漏えいした問題を巡り、自身の給与を減額50%、3カ月とする条例改正案を県議会に提出した。第三者委員会が5月、漏えいについて「知事らが一部会派への根回しの目的で指示した可能性が高い」との報告書を公表。議会からは「給与カットで幕引きは許されない」と反発もあり、可決されるかどうか不透明な状況だ。
各会派は6日、代表質問を実施。最大会派自民党は「県民の疑念は深まるばかりだ」と指摘し、斎藤氏に漏えい問題の説明を求めた。斎藤氏は「指示したことはないが、責任を重く受け止めている」と答弁し改正案を説明した。