脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」のロゴマーク

 経営の混乱が続く脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」の運営会社MPH(東京)の高橋英樹社長は6日、東京都内で記者会見し、同社の解散を決定したと発表した。代理人弁護士によると、負債総額は従業員への賃金未払い分の約9億円を含め約260億円。

 元従業員らが5月、賃金の未払いなどを理由に破産手続きを申し立てていた。高橋氏は「破産手続きに移行した場合、未実行のサービスができず、お客さまに不利益が生じる恐れがある」とし、別会社を通じてサービスを継続すると説明した。既存店の一部に事業を引き継ぐとともに、全国の加盟店で4月から始めた新サービス「どこでもミュゼ」で対応する。