日米関税交渉で握手を交わす赤沢経済再生相(右)とラトニック米商務長官=5日、ワシントン(米商務省提供・共同)

 【ワシントン共同】赤沢亮正経済再生担当相は5日、訪問先の米ワシントンでトランプ米政権の高関税政策を巡りラトニック商務長官と会談した。5回目の閣僚交渉で、6日にはベセント財務長官と協議する予定だ。日本政府が目指す今月中旬の日米首脳間での一定合意に向けて道筋を付けられるかどうかが焦点だ。

 ラトニック氏とは米商務省で約110分話し合った。日本は全ての追加関税の撤廃要求を維持しつつ、関税引き下げの受け入れも視野に入れる。米側が関税撤廃を拒む態度を堅持しているからだ。

 日米両政府は、カナダで15〜17日に開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて日米首脳会談を調整している。