英語検定試験「TOEIC」の会場で他人を装ったとして、警視庁は6日、有印私文書偽造・同行使の疑いで、中国籍の京都大大学院2年、王立坤容疑者(27)=京都市左京区=を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
王容疑者は5月、正当な理由なく東京都板橋区の試験会場に入ったとして建造物侵入容疑で現行犯逮捕された。マスク内に小型マイクを隠し、スマートグラスを着用していて、警視庁は会場で他の受験者に解答を教える目的だったとみている。
捜査関係者によると、5月の試験には、王容疑者が使った受験票の住所と、同じ住所で約40人が申し込んでいた。組織的に不正が行われていた可能性がある。