長崎大は6日、2月に実施した一般選抜(前期日程)の物理の問題で出題ミスがあり、2人を追加合格にしたと発表した。入学を希望する場合、4月入学生と同じ時期に卒業できるようにする。
大学によると、正解の選択肢が二つあったという。外部の専門家を含む委員が3回点検したが、見つけられなかった。大学側は工学部など7学部の入試で物理を受験した723人のうち、88人に加点した。
外部から5月25日に指摘があり、追加合格となった2人には謝罪した。
森口勇理事は長崎市で記者会見し「組織的な管理体制の不備であり、再発防止と信頼回復に取り組む」と話した。