【ワシントン共同】2021年の米議会襲撃事件で、扇動共謀罪などで服役し、トランプ大統領の恩赦で出所した極右組織プラウド・ボーイズの元幹部ら5人が6日、事件の捜査は違法だったとして、政府に1億ドル(約145億円)の損害賠償を求め、南部フロリダ州の連邦地裁に提訴した。
提訴したのは元リーダーのエンリケ・タリオ氏ら。トランプ氏が今年1月20日の就任日に恩赦などを与えた。トランプ政権は原告側と和解し、賠償金を支払う可能性がある。和解が成立すれば、民主主義を揺るがした事件の正当化や政治目的の暴力の容認につながると危惧する声が出ている。