偶然通りがかった歩道に、麻薬の原料となるアツミゲシが自生しているのに気づき、警察官に通報し、健康被害などを防いだとして、愛知県警東海署は6日、同県東海市に住む小学6年の美濃輪春馬さん(11)に感謝状を贈った。清水恒義署長から「深い知識に敬意を表します」とねぎらわれ、春馬さんは「こんなことになるとは思わなかった」とはにかんだ。
東海署などによると、春馬さんは4月27日、市内で父親と車に乗っていたところ、歩道に薄紫と白色のグラデーションの花が咲いているのを見つけた。茎の付き方から、法律で栽培が禁止されているアツミゲシではないかと考えて撮影。帰宅後、図鑑やインターネットで調べ、アツミゲシだと確信した。