石破茂首相は9日の参院決算委員会で、米国の高関税措置を巡る交渉に関し「日本と米国が協力することでお互いがウィンウィン(相互利益)の関係を構築するべく、全力で取り組む」と述べた。決算委は、2023年度決算に関する締めくくり総括質疑を実施した。
首相は関税措置の影響拡大が見込まれれば「ちゅうちょなく追加の対応を講じる」と強調した。片山さつき委員長(自民)に対する答弁。
片山氏に続き、自民の西田昌司氏が日本の財政状況に関し、財政危機が表面化したギリシャより悪いとの首相発言を取り上げ、説明を求めた。北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪延伸の整備状況も聞く。