小泉進次郎農相は10日の閣議後記者会見で、随意契約で放出する中小スーパーや米穀店向けの政府備蓄米に関し、石川県を事務局とする共同購入協議会が24トンを引き受ける申請をしたと明らかにした。昨年の能登半島地震や記録的豪雨の被災地に安価なコメが届くことで「少しでも被災者のお支えになることを期待する」と述べた。
県によると、協議会は県と17の小売業者で構成。6日に発足し、9日に農林水産省に申請した。
馳浩知事は10日、経済的な負担を感じている被災世帯が多いと指摘し「安くて安全なお米が行き渡ることを願っている」と県庁で記者団に話した。