国会内で開かれた衆院議院運営委の理事会=17日午前

 衆院議院運営委員会は17日の理事会で、国会運営の円滑化に向けた改革の内容を決めた。衆院予算委員会の基本的質疑について、要求のあった閣僚のみが出席するよう運用を見直すことで合意した。九つの常任委員会での定数削減や、議員が本会議などを欠席する場合、出産や育児、介護なども理由に含まれることを明文化する。

 基本的質疑は原則、首相と全閣僚が出席している。首相への質問が大半を占める現状を踏まえ、首相と財務相を除き、要求のあった閣僚のみ出席する形式に改める。閣僚が国際会議や災害対応で国会に出席できない場合は、副大臣らが代わって議案審議に当たることも認める。