ブラジル南部で鳥インフルエンザが検出された養鶏場=5月17日(ロイター=共同)

 【サンパウロ共同】ブラジル農業省は18日、鳥インフルエンザウイルスが国内の養鶏場からなくなったことを意味する「清浄化」を宣言した。5月に南部の養鶏場でウイルスが確認されて以降、日本や中国など各国が鶏肉輸入を制限しており、ブラジル政府は各国に制限の解除を求める。

 ブラジルは世界最大の鶏肉輸出国。日本の鶏肉輸入の7割をブラジル産が占めており、養鶏場での感染が広がれば日本の食卓などに大きな影響が及ぶと懸念されていた。