警視庁

 投資詐欺の被害金などを暗号資産に換えて海外に送ってマネーロンダリング(資金洗浄)したとして、警視庁は19日までに、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで東京都墨田区、職業不詳室井大樹容疑者(32)ら男6人を逮捕、再逮捕した。

 警視庁によると、昨年に全国の約220人が交流サイト(SNS)を通じて計約68億円をだまし取られる詐欺事件があり、容疑者らは詐欺グループから依頼を受け、そのうち約54億円分を資金洗浄したとみられる。

 逮捕、再逮捕容疑は昨年6〜7月ごろ、1都5県の男女が詐取された金が含まれる約4400万円を暗号資産に換えて、海外に送ることで犯罪収益を隠匿した疑い。