記者会見に臨むユニチカの藤井実社長。左はセーレンの川田達男会長=20日午後、大阪市中央区

 経営再建中のユニチカが、祖業の繊維事業の一部を総合繊維メーカーのセーレンに売却することが20日、関係者への取材で分かった。主力の岡崎事業所(愛知県岡崎市)を譲渡する。

 ユニチカは20日午後4時から藤井実社長らが大阪市で記者会見し、詳細を説明する。

 ユニチカは昨年11月、業績が悪化した繊維事業からの撤退を発表。衣料繊維、不織布、産業繊維の各事業の売却先を探している状況だった。岡崎事業所は衣料用繊維などを手がけている。