国土交通省大阪航空局は20日、飛行前に航空機を整備した際、航空法に基づく規定で定められた整備記録の作成を怠っていたとして、琉球エアーコミューター(RAC、那覇市)を厳重注意した。7月11日までに再発防止策を報告するよう求めている。

 大阪航空局によると、昨年11月、RACが運航する那覇発のボンバルディアDHC8―402型機が離陸後、前脚が格納されず、那覇空港に引き返すトラブルが発生。航空局が調べたところ、飛行前に実施した前脚やプロペラの点検作業の記録が未作成だったことが分かった。

 RACの広報担当者は「今回の事態を重く受け止め、再発防止に努めたい」と話している。