関西電力の森望社長は20日、東京都内で記者会見し、電力の安定供給と脱炭素社会の実現を見据え、一定規模の原発を長期にわたり維持することが必要との考えを改めて示した。建設には20年程度かかるとされ「建て替えについてしっかりと検討していく時期に来ている」と述べた。
関電は運転可能な原発7基を全て稼働させている。森氏は「具体的な工程や地点は、今の時点で申し上げる状況ではない」と述べるにとどめた。
建設には巨額の資金に加え、地質調査などの技術的な分析、検討も必要だとして「政策、制度がどのようになっていくのかも見極めなければならない」と語った。