【モスクワ共同】中央アジア・カザフスタンの原発建設計画を巡り、ロシア国営原子力企業ロスアトムは20日、カザフスタンと建設に必要な工程表を策定し、署名した。政府間の合意や契約は今年11月に締結する予定だという。インタファクス通信が報じた。

 カザフ原子力庁は原発建設の国際コンソーシアム代表にロスアトムを選定したと6月14日に発表していた。ロスアトムの他に中国の国有大手、中国核工業集団や韓国水力原子力、フランス電力公社も名乗り出ていた。

 ソ連時代に多数の核実験が行われ、核エネルギーへの抵抗感が一部で高いとされるカザフでは、1999年にソ連が建設した原発が閉鎖となりゼロになった。