7月の参院選に立候補しない現職の参院議員は、共同通信の調べで約20人となる見通しだ。自民党の尾辻秀久前参院議長(84)や衛藤晟一元沖縄北方担当相(77)、重い障害のあるれいわ新選組の舩後靖彦氏(67)らが政界を引退する。

 尾辻氏は昨年、体調不良で議長を辞任していた。衛藤氏は保守派の代表格で、故安倍晋三元首相を側近として支えた。自民では、元大阪府知事の太田房江氏(73)や、全国農業協同組合中央会(JA全中)で専務理事を務めた山田俊男氏(78)らも出馬を見送った。立憲民主党の水野素子氏(55)は元秘書らへのパワハラ疑惑を報じられ辞退した。

 公明党元代表の山口那津男氏(72)も引退する。