金城芳樹氏

 ノルディックスキー・ジャンプ女子の横川朝治ヘッドコーチ(59)が退任し、後任に昨季まで男子のコーチを務めた金城芳樹氏(31)が就任することが20日、関係者への取材で分かった。元男子ヘッドコーチの宮平秀治氏(51)がコーチとして支える新体制で、ワールドカップ(W杯)や2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪に臨む。

 男子は作山憲斗ヘッドコーチ(34)が続投し、小林陵侑(チームROY)らを教えたフィンランド出身のヤンネ・バータイネン氏(50)とのコンビで海外遠征する。

 沖縄県出身の金城氏は選手として目立った実績はないものの、スロベニアで指導法を学び、22〜23年シーズンから本格的に男子の指導に関わった。宮平氏は、小林陵が金、銀のメダルに輝いた22年北京五輪まで4シーズン、男子を率いた。高梨沙羅(クラレ)らの女子は、24〜25年シーズンのW杯と世界選手権で表彰台が一度もなく、立て直しが急務となっている。